木曜日, 3月 28
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好きなことを仕事にする長所と短所

今の世の中を生きていくためには、何かしら働いて相応の金銭を手にしなければならない。1日24時間ある中の大半を働くことに費やしている人がほとんどだと思うが、中には「好きなことを仕事にしたい」と考えている人も少なくないと思う。せっかく働くのならば、自分の好きなことをしたいと思うのは当然だ。しかし、それはメリットばかりだとは言い切れない。なぜなら、趣味を仕事にすることには、悩みもつきまとうからだ。

趣味が功を成して仕事になり、収入を得られるようになると、やがては好きでやっていたことに対しても義務感を感じてしまうことがあるからだ。例えば、好きで始めたアクセサリーのハンドメイドが大ヒットしたとしよう。そうすると、買い手を待たせないようにと、それをひたすら量産しなければならなくなるが、そんな状況になると、趣味でやっていた時の楽しさを感じられなくなることがあるからだ。しかし、その一方で、「自分の作ったものを他人に使ってもらえる」「自分のセンスを認めてもらえた」などの喜びも感じられる。そのため、葛藤が生じてしまうのだ。

それでは、どうするべきなのだろうか?それは、自分自身でじっくりと判断することだ。今の世の中、抱いた夢や希望に対して100%満足できるという状況は滅多にない。そのため、何らかの行動を起こせば、当然リスクはつきまとう。したがって、やりたいことに対して一歩踏み出してみるかどうかは自分次第なのだ。好きなことを仕事にすることは大きなメリットもあるが、反面デメリットもあるので、そのことを十分に考えた上で、自分の気持と向き合うことが大切だ。